ESSAY

  変速エッセイ 26--- 2009/8/17 


            〜他人の言葉 勧められる歌〜 


 意外にというか確実に自分の事は自分では見えない、でも他人にだって自分は見えない。

 いえいえ他人に見えているものはたくさんあります、というか思った以上に見えているもの。

 そこに気づいて他人の意見に耳を傾けるようになると人はひとつ成長します。

 でも今日の話はそれとは違う部分の話。

 自分の思っている自分と外に見えているものとのギャップの話です。

 自分の好きな曲を歌ったがあまりうけない。ところが人に勧められた曲を歌ったらうけた。

 よくある話ですがこんなことがなぜ起こるのでしょう?

 自分の好きな歌を歌いたい、でも(極端な例として)好きでもない曲をいいと言われる。

 ここに壁つまりギャップがあります。実はほとんどの人はここを乗り切ることが出来ません。

 人はが勧めるのは客観的にその人に対して声や歌い方、音域や雰囲気があっている曲です。

 それに対して大抵の人は歌いたい曲や自分が合っていると思っている曲を選びます。

 この「客観的」がやはり大きな出来の差を生みます。

 でも言い換えると自分でも客観的に自らを見る事が出来れば「選べる」のです。

 ただここで大切なことをひとつ。

 歌うことは感情や想いが大きな意味を持つ事が多いのです。ここを無視してはいけません。

 でも好きな曲だけでは同じような曲ばかりになりますしレベルも上がって行きません。

 まずは勧められた曲を歌ってみましょう。好きな曲はうけなくても歌い続けましょう。

 あまり歌わない曲は自分に新たな視点や感覚をもたらしてくれます。

 同時に歌い続ける事で歌は声や身体に、そして感覚に馴染んで行きます。

 好きな曲もそうでない曲も歌い続ける事で感覚が変化して来ます。これは大切なことです。

                                                                                           misuzu

outano-kyoshitsu