声をイメージする-1 <声と息>
専門的な話は抜きにしてイメージを使って声の説明をしてみようと思います。
あくまでイメージで実際とは少し違うのですが声を知る上でかなり有効なトレーニングです。
ぜひ読んで参考にして下さい。
まず最初に声は「息」と「声」の2つの要素で出来ています。
実際に私たちが出している声はこの2つが混じって出ているのですが、
ここでは単純に「息」と「声」に分けて考える事で非常に理解がしやすくなります。
さてまず「息」を理解しましょう。
「息」を水だとイメージしてみます。息を水だと考えると、その通り道は水道管です。
さらに口は蛇口で肺は水のタンクでお腹は水の量や圧力をコントロールする機関です。
水は水圧で勢いが変わります。声も同じで「圧力」をかけると勢いが変わります。
ここで息の通る管を硬い金属の管ではなくやわらかいホースにしてみます。
ホースの端に力をかけてみます。もちろん水が勢いよく出てきますね。
力がかかることで出口が小さくなり、その小さな面に一気に水が押し寄せてくるので
圧力が高くなって水の勢いが激しくなるわけです。
これを声に例えるとどんなふうになるでしょうか?
のどに力がかかるととホースと同様に水=息の勢いが強くなり声も一緒に強くなります。
実はこれが強い声やのど声の状態です。
のどに力を入れて声を出しても少しは息の勢いをコントロール出来るのですが
のどへの負担が大きくほぼお腹のコントロールはほとんどききません。
さらにのど以外の首や顎、肩、時には胸にも力がかかってしまいます。
出口が小さい為に肺もいつも強い圧力がかかった状態のため聞きづらい声です。。
それに比べてお腹で圧力や量をコントロールされた声は水の出る元でコントロールされ
通り道であるホースを自然に通って外に出ていきます。出る声も聞きやすく自然です。
身体の他の部分への負担はほとんどありません。ちなみにこれが腹式呼吸の原理です。
さて次に口。口は蛇口です。
のどより他への負担を少ない形で水の量や圧力を変える事が出来ます。
口の形や開き方、口の中の状態で息の量やスピードを多少コントロールする事も出来ます。
ただやはり力がかかりすぎるとのどと同様に顎や首に力が入ってしまいます。
どんなに深いところから息を持って来ても運ぶ途中でのどや口に力がかかると必要のない
勢いがついて強い声が出てしまうので注意して下さい。
少しはイメージ出来たでしょうか? 次は声です。
misuzu