HOME > online-20

 ONLINE 20  基礎について  <土台をつくるヒント>

 基礎、それは自分(声)を支えているく土台です。
 しっかりした基礎の上に作った建物はぐらつきません。
 逆に安易な基礎(土台)では長持ちましせんし、増築も改築も簡単には出来ません。
 時間がかかってもきちんとした基礎を作る事はとても大切な事です。
 そこで質問。あなたには基礎と呼べるものがありますか?
 それは何年くらいかけたものですか?
 実はこの質問は「基礎」というものに興味を持っているかどうかを知りたいだけの質問です。
 今現在十分な基礎があるならそれでOK。
 もしないと思うのならこれから積んで行けばいいのです。
 以前は最低2年、平均3~5年、本格的ならおおよそ10年と言っていました。
 今はこう答えます。
 「どこまで歌いたいのかで必要な基礎が変わり、習得までの時間も変わる」
 歌いたい歌に必要な基礎があれば十分。時間は目標の高さに比例します。
 表現力が欲しいのか、説得力が欲しいのか、音程とリズムの基礎が欲しいのかetc.
 目指す所で必要なものが変わります。必要な基礎もある程度変化します。
 ただ時間はかかりますが本当の基礎を積めば、ある程度までは対応出来ます。
 目標が変わっても応用が利くのです。ただし、時には積み直しが必要になります。
 この話はいつかまた。本題に戻しましょう。
 もし今までに基礎が必要だと感じた事があったり、今必要だと感じているなら
 迷わず勉強を始める事をお勧めします。
 今の所興味も必要もないと感じている人もいると思います。
 もちろん基礎は大事ですが一番大事な事は継続する力を身につけることですから
 興味も感心もましてや必要性も感じていないのなら無理をする必要はありません。
 ただいつか壁に当たった時に基礎の重要さを思い出して下さい。
 必ずやそれはあなたを救ってくれるカギの一つになる事でしょう。
 最後に基礎を身に付けるにあたっての注意点をいくつか。
 おおよその場合基礎は自己流では身に付きません。
 基礎は万人に通用するもの。基本はひとつなのです。
 基礎的な知識と客観的な耳と目が必要になるので自分一人では難しいのです。
 出来る事なら先生について勉強して欲しいと思います。特に発声の場合はそれがお勧めです。
 もしあえて自己流でやるなら自分で録音を聴くなどして確かめながら勧めて下さい。
 そしてふたつめは複雑ではない単純な事をくり返すこと。
 この単純、くり返し、の言葉は基礎の基本の基本です。大切にして下さい。
 最後に今何かの壁にぶつかっている人達に一言。
 出来ない事にぶつかった時は、何も考えず基礎に戻って単純な事をくり返してみましょう。
 身体や心が自然に動き出すまでただ何度もくり返す。答えはその中にあります。
                                        misuzu

HOME > online-20