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 ONLINE 22  緊張と弛緩   

 あなたは緊張するタイプですか?それとも全然緊張しないタイプですか?
 多くの人は緊張するタイプだと思います。
 では緊張を解いて心や身体や声をリラックスさせる方法を考えてみましょう。
 通常人間の身体は緊張と弛緩の2つの状態を交互にくり返しながら活動しています。
 呼吸の基本も緊張と弛緩です。
 ですが過度に緊張すると身体に力が入りすぎて筋肉が固まってしまいます。
 その為に酸素が頭に足りなくなって酸欠状態になったり、逆に頭に血が集まって
 のぼせた状態になってしまいます。
 もちろん声も過度の緊張の状態ではのどがからからになって声が出づらくなったり
 かすれてしまいます。
 また声が上ずったり震えたりするのは緊張で支えがなくなっているからです。
 まずは身体のどこが緊張しているのかその場所を探します。
 たいていの場合は首や肩の周りが緊張しています。
 手に汗握るという言葉の通り手に力が入るタイプの人もいます。
 まずは身体のどこに力が集まっているのかが解れば抜く事も可能です。
 首と肩は軽いストレッチが効果的です。
 首を回したり筋をのばす、肩を上下させる、腕を回す等が簡単で効果的な運動です。
 ただしそれぞれの動作はゆっくり行って下さい。
 動作をゆっくり行う事は全ての事に共通ですが緊張を解く時には特に気を付けて下さい。
 逆に緊張を高めてしまう事や首の筋や身体の筋を傷めてしまう事があります。
 次に深呼吸をします。深呼吸は文字通り深い呼吸です。ゆっくりおおきく息をします。
 呼吸は吐いてから吸うのが原則ですが緊張を解く場合は吸う事から始めても構いません。
 緊張で呼吸が浅くなって一種の酸欠状態になっている時もありますし、
 反対に頭に血がのぼってのぼせてしまっている時もあります。
 どちらにしても深い呼吸をする事は身体にとって酸素を取り入れる重要な働きをします。
 何度か深呼吸をしたら吐く息の量を少しずつ長くに変えて行きます。
 呼吸法でも重要な事ですが息は吐き切る事が大切です。
 目を閉じお腹を意識してこれをくり返します。
 もちろんこの2つをしても緊張が解けない事もあると思います。
 その時は何か普段している事をして見ましょう。
 詳しくは続編で触れますが「いつもしている事をする」ことが緊張を解くカギになります。
 緊張はまず緊張している自分に気付くそして緩める、解く。これが基本です。
 でも緊張感は大切です。相反する事と思われがちですがこのあたりも続編で。
                                        misuzu

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