バランス-1     <客観的に見る>

 

  声にも身体にもそしてこころにもバランスが存在します。

  ここではその全てに共通する概念としてのバランスを考えて行きます。

  鏡の前に立って自分の身体を見てみましょう。

  まずは正面から。自分の身体をじっくり見てみます。

  本来人の身体は左右が同じではなくどちらかに片寄りがあるものです。

  首が傾いていたり、肩の高さが違っていたり、指先の位置が違っていたり。

  足を開いていて立っている人もいれば、閉じて立っている人もいるはず。

  次に横から見てみましょう。まっすぐに見えますか?前傾したり反ったりしている人も多いはず。

  ジーンズやパンツ、ブラウス等の縦の縫い目を見てみましょう。

  まっすぐのようで案外身体は傾いているもの。まっすぐ立っている人は縫い目もまっすぐです。

  いつもよりじっくりと見てみましょう。

 

  次に質問です。鏡を見た時にあなたの視線は最初にどこに行きましたか?

  実はまっ先に視線が行く所はあなたの一番力が入っている場所です。

  肩や手足、時には顔、それも「目」という時もあると思います。

  この原則がわかれば自分の身体のどこに力が入っているのかがわかります。

  ちなみに「全身がすらっと見える」人は無駄な力が入っていない人です。

  周りの人を観察してみましょう。近くにいる人を見てみます。

  左右のバランス、力の入っている場所、客観的に見るると見えやすいものです。


  鏡に自分を映すことで客観的に自分を見ることが出来ます。

  さらに見続けると身体の変化やくせがわかって来るようになります。

  自分を客観的に見ることの始まりです。

  今は観察するだけでOKです。その先のこと次のレッスンで触れていきます。

                                                                                               misuzu

  バランス-2     <まず知ること、直さない>


  普通バランスという言葉は均等を意味しますが、このバランスとは中心を感じる感覚をさします。

  私たちの身体は均等ではなく右半身と左半身の重さが同じではありません。

  でもバランスがわかれば身体は傾くことなく中心を取ることが出来ます。

  まっすぐに立つことが出来るのです。


  例えば身体が傾いていると感じるたらまっすぐに直すことが出来ます。

  でもそれに気づかなかったら身体はずっと傾いたままです。

  力のかかり具合を感じる事が出来れば修正する事も可能です。

  しかし残念ながらほとんどの場合傾いている事も、片寄っている事も感じていないものです。

  ほとんどの場合自覚がありません。

  鏡を見て下さい。片方だけ肩が上がっていませんか? つま先はそろっていますか?

  中心を感じる事ができれば異常を感じても修正出来るのですが、

  中心がとれないと本人がどんなに修正してもまっすぐにはなりません。

  時には更に片寄りが大きくなってしまうのです。


  まずは知る事から始めましょう。

  傾きや片寄りを知っても「すぐに直さない」「無理に直さない」ことが大切です。

  意識することや(姿勢)強制で直すことは可能ですが

  多くの場合無理に直すと他の傾きや片寄りを起こしたり

  全体のバランスが崩れて腰を痛めることもあります。「まずは知る事」。

  これが遠回りに見えて中心を感じる感覚を持つ事に確実につながって行きます。

  バランスの取り方は中心軸の項目で説明します。

                                                                                               misuzu

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