くせ        <癖とどう向き合うか>

 

  「なくて七癖」といわれるように人はさまざまなくせを持っています。

  気づいていなくても誰でもいくつも癖を持っているということですね。

  今回のテーマは「癖とどう向き合うか」。

  癖を直すのではなく、どう上手くつきあっていくかが鍵になります。

  そして癖をなくすのではなく共存したり生かすことも考えてみましょう。


  まず癖とは何でしょう? 辞書によると---

  「人が無意識のうちに、あるいは特に強く意識することなく行う習慣的な行動のことである」

  同時にこうも書いてあります。

  「手足や体の動かし方、話し方などで同様な状況のもとで常に自動的に繰り返される傾向。

  広い意味では習慣の一種とみられるが、極端な場合には通常よりも不必要に偏向した

  反応として現れる。自分は気づいていないという場合が多い。また、気づいていたとしても、

  特に強く意識せずに行っている行動も含む。」


  実は癖は同じ筋肉を使ってることにより起こるものです。

  といことは癖のある発声や歌い方はいつも一定の筋肉しか使ってないことになります。

  さらに進むとやがて特別に意識しないと同じ動きしか出来なくなります。

  身体と頭は無意識に同じ動きをしようとしてしまうわけです。

  そこで普段使っていない筋肉を動かす、つまり癖と違う動きをする事が必要になります。

  それは別の癖をつけるという事です。

  言い換えれば身体に別の習慣を入れてあげると今まで使っていなかった筋肉が使われ

  刺激されて身体が今までより動くようになるという事です。

  但し変な癖を入れると逆効果ですからその辺りはやみくもにやらない事が大切です。

  具体的には--低い声が出ない人は低い声を使う曲を歌ってみる。

  逆に高い声が出ない人は高い声を使う曲を歌ってみる。

  固まって動かずに歌っている人は動きながら歌ってみる。

  逆に動きながら歌う癖のある人は動かずに歌ってみる。

  笑顔で歌う癖がる人は普通の顔で歌ってみる。

  逆にしかめっつらで歌っている人は笑顔で歌ってみるetc...。


  すぐに出来るような具体的な事を変えてみるのがポイントです。

  使わない筋肉を使うのですからなかなか上手く出来いものと考えてしばらく続けてみましょう。

  忘れてはいけない事は「最初の目的」。

  普段動かしていない筋肉を動かす為だという事です。

  その目的を忘れてしまうとすぐにやめてしまったり逆に必死に練習しがちです。

  習慣や癖は身体に染み付いていくもの。無理に作るものではありません。

  ゆっくりと楽しみながらやってみる、たまにはこんな練習もいかがですか?

                                                                                             misuzu

outano-kyoshitsu