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音楽のこと日々のこと、あれこれ

〜苦手なことを乗り越えるヒント リズム

最後の項目「リズム」です。
 実は私の一番苦手なもので今でも格闘しています。
 「かっこいい」という言葉がありますが、私がリズムに興味を持つきっかけに
 なったのはこの「かっこいい」正体がリズムと関係しているとわかったことです。
 メロディや音色には自然に興味が出ても、長い間リズムは意識していても
 興味はなかったと思います。
 「リズムにはめる、はまる」感覚は英語の歌を歌っていたこととレッスンで
 何となく身に付いて来ていましたが、「ノリ」は理解していなかったと思います。
 だから暫くの間私の辞書には「かっこいい」という言葉がありませんでした。
 でも音楽にはベースもドラムもパーカッションもあります。
 つまりリズムとは切っても切り離せないもの。なのに興味がなかったんです。
 リズムをはめる、はまる練習はしていましたから、突っ込んだり遅らせたりは
 技術的には可能でした。でもそれでは楽器との一体感はありません。
 自ずと楽器は自分に合わせてくれるものーそんなことを思っていました。
 でもバンドで活動するようになると事態は一変します。
 バンドでは歌にリズムを合わせてくれるものではないのです。
 リズムはメンバーみんなで作っていくものでした。
 自分だけ心地よくてもバンドでは通用しません。
 更に私はもともとスポーツ(特に球技)が苦手でリズム感がないので
 合わせることは練習で出来てもなかなかノリをつかめません。
 ダンスを始めました。リズム感をつけるために始めた訳ではありませんが
 身体を動かすことが嫌いじゃなくなったことは大きな進歩でした。
 そのおかげで身体でリズムをとる練習が出来るようになりました。
 でも今は身体を動かさずに声だけでリズムをとる練習をしています。
 これは難しいです(笑)。
 それと平行してメトロノーム相手に細かいリズムの練習をしています。
 私は大きな流れをつかめても、細かい所が甘くなりがちなのです。
 細かい所もはめながら大きな流れを崩さないが今の練習課題。
 リズムは苦手というよりまだよくわかっていないのだと思います。
意識しないとがリズムのことがすぐに頭から抜けてしまいます。
 いつか「わかった」とか「のれた」なんて発言をしてみたいものですね。
 この3編でわかるように私もまだまだ格闘中です。
 あまり参考になるような事は言えませんが、苦手克服に近道はないけれど
 自分なりに工夫して練習してみるうちに徐々に出来て行くものだと思います。
                                    misuzu

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